後藤大輝(22=福岡)が“先輩”の意地を見せる。

A級決勝11Rは、特昇初戦ながら圧倒的な内容、抜群のタイムで勝ち上がってきた同じ121期の大川剛との対決が、最大唯一の見どころだ。

自身も連勝の後藤だが「大川さんは養成所時代から強かった。(早期卒業でナショナルチームの)太田海也さんや中野慎詞さんらと同じグループで練習していたぐらいだから(今開催の活躍は)全く驚きません」と素直に力の差を認めた。

それでも、昨年7月の本格デビューから無傷の9連勝でA級2班に特昇し、その後の1、2班戦でも通算8度の優勝(今年は優勝3度)と、キャリアと実績では一枚も二枚も上回る。

来期のS級昇格も決まっており「ヨーイドン、では負けるかもしれないけど、競輪はライン戦なので、そこをうまく生かして走りたい。ここで勝てれば、すごい自信になると思う」とやる気をみなぎらせた。

ハイレベルな頂上決戦に、乞うご期待だ。