峰竜太(38=佐賀)が準優10Rを2コースから2着として今年3回目のG1優出。

共同インタビューに来るなり「また菅(章哉)君と戦えますね。チルトは3度で行こうかな」と、ジョークで周囲の笑いを誘った。4枠で臨む優勝戦の進入に関しては「菅君の外から行くのもありかな。スピードを持ったまくり差しのイメージがわくから」と、枠にこだわらず、あらゆるシミュレーションを描いた。

ここを勝てば、史上34人目の全国24場制覇。もちろん、意識している。「(そのために)今節は呼ばれたと思ってます。(優勝戦)1枠は取れなかったけど、チャンスはある。そこを生かせるスター性を見せますよ!」ときっぱり。有言実行の走りで大願成就を目指す。

 

◆峰竜太の全24場制覇

達成なら史上34人目。G1で24場制覇を決めれば、85年彦坂郁雄(引退)、18年辻栄蔵以来3人目となる。内訳は地元からつが24回で最も多く、芦屋、大村の9回、住之江7回と続く。G1優勝は16回、うち芦屋が5回で最多となっている。通算優勝は95回で、初優勝は05年11月のからつタイトル戦。勝てば17年7カ月かけての偉業達成となる。