好調の続く長嶋万記(42=静岡)が、道中逆転で今年6度目の優勝を飾った。通算41度目。江戸川女王決定戦は16年に次いで2度目。2着は清埜翔子、3着は高石梨菜だった。

スタート前は「進入だけを考えてました」。1Mはイメージしていたことはやれたが、スタートでは1枠の清埜に先行され道中は2番手。「3周あれば前を走る清埜選手を絶対につかまえられる」という諦めない気持ちで走り、2周1Mでやや清埜のターンが流れたところをシャープに差して先頭へ。そのままゴールに飛び込んだ。

これで24年3月に戸田で開催されるSGクラシックへ、出場目安となる6度目の優勝に手が届いた。ただ「浮かれることなくこの勝利は忘れて、また次節の初戦から1走1走、しっかり結果を出すことに集中します」と話した。

今節は順延が2日間あり、期せずしてロングラン開催となった。「これだけいると江戸川で育った気になってました。(江戸川番長)の石渡鉄兵さんに認めてもらいたい」と笑いを誘った。また、「節間すごくいい休みの日の過ごし方もできたし、集中力も切らさずに楽しめました」と笑顔で話した。

次節は、芦屋一般戦(16~21日)に登場予定。目下8節連続優出中(5度優勝)の長嶋から目が離せない。