初日メインの選抜予選12R「稲妻チャレンジ」は、2級車の佐藤励(23=川口)が制した。

スタートでは、平塚雅樹にたたかれそうなシーンもあった。しかし、そこからが佐藤の真骨頂。1周1角は抜群のコーナースピードで平塚を振り払うと、3周1角では先頭を走る高橋絵莉子に対して、競走車を内に向けて抜き去った。終盤追ってきた1番人気、試走3秒26の青山周平を突き放して快勝。上がりタイムも青山を上回る3秒370と、初日1番時計のおまけ付きだった。

「スタート後、何とか行けて良かった。乗りやすいし、直線もかかっている。試走もミスして3秒30だったし動きはいい」。競走車の仕上がりも良く、笑顔で振り返った。2日目は2次予選A9Rに登場。今度は早川清太郎らを相手にスピードを発揮して連勝を狙う。