シリーズ最年長の川口秀人(57=徳島)にとって小田原は思い出深いバンクだ。「S級でピンピン(1着1着)で勝ち上がったこともあるし、バンク自体は得意。でも、悪いことも結構あったんです」。
ある時は松本整(引退)に押圧され、小門洋一(引退)の落車を誘発。川口が失格判定を受けた。「僕は被害者だと思っていたのに、僕が失格。その時は松本さんが優勝してました。他にもまだ若手だった有坂(直樹)を特選に乗せて、得点上位だった自分が特選から漏れたこともあったなあ…」。長きにわたってS級で活躍したベテランの思い出話の登場人物は、ビッグネームが多い。
そんな川口が表情を崩したのが渡辺藤男との再会だった。「お前、頑張ってるなあ」、「傷をなめ合うのはやめようや」などと同期の会話を楽しみ、互いにエールを送っていた。
予選3Rは、中国勢の3番手回り。まだまだこれからも思い出をアップデートしていく。





















