12Rで優勝戦が行われ、ボート界のスーパースター峰竜太(38=佐賀)が2コースから鋭く差し切り、G2は3度目の制覇。通算97度目の優勝を飾った。2着は金子萌、3着は吉田拡郎が入った。

進入は枠なりの3対3。ホームは緩い向かい風が吹く中、内2艇の仕掛けはそろった。しかし、4カドから石田政吾が伸びて、1Mは攻めの姿勢を見せた。吉田は石田の姿が見えたせいか、先マイしたものの、少しだけターンが外に流れた。峰は角度を付けて差すと、バックで吉田に半艇身差まで詰め、バック過ぎに並ぶと、2Mは先取りして先頭に立った。

2着争いは吉田が2Mで差し返そうとしたが、金子が内から切り返した分、行き場を失い後退。2番手に上がった金子は、道中で石田、吉田の追い上げをさばいて振り切り2着。吉田は無念の3着に終わった。

勝った峰は「これだけ多くのお客さんの中で勝ちたい思いが強かったので、価値あるレースだった。(1Mは吉田)拡郎さんの動きを読みながら、差すタイミングを考えていた。スタートは遅かったけど、ターン力で勝負したいと思った」と満面の笑みを浮かべた。

この優勝で、今年の獲得賞金は5571万4200円の9位まで上昇。「最高の夏になりました。賞金王を目指して頑張ります」。SG復帰予定の10月蒲郡ダービー、そして20年以来のグランプリ制覇に向けて、峰の攻めが続く。次節は、8月10日から、からつ一般戦に出場予定だ。

 

払戻金は2連単(2)-(3)2550円、3連単は(2)(3)(1)6530円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)