元SMAPで人気オートレーサーの森且行（49＝川口）が、4日間のナイター普通開催に登場。初日はメイン12R選抜予選に臨み、3着に終わった。

雨が降った影響で湿走路のコンディション。試走は3秒62で8人中、2番目に早い時計をマークした。本番は30メートルハンデで4車が並ぶ最重ハンの5番車から出走した。

レースは、30メートル4車の最内から好スタートを切り、序盤は3番手へ。2周1角で篠原睦がインに切り込み2番手へ上がると、森は猛追。さらに後方から追い上げた黒川京介、早川清太郎も絡み2、3番手争いがもつれた。それでも、森は何とか3着を粘り切った。

森は近況、3場所連続で優出と好調モード。2日目の準々決勝戦Aも期待が高まる。

◆オートレースとは　7、8車立てで、1周500メートルのバンクを6周（ビッグレースでは8、10周）で競う。全国5カ所にレース場がある。群馬・伊勢崎、埼玉・川口、静岡・浜松、山口・山陽、福岡・飯塚で開催される。レースは、選手の技量の差によってハンデ（10メートル単位で最大110メートルまで）が定められている。競走車は左回りコースに合わせて、車を倒した時にハンドルが平行になるように取り付けられている。エンジンはオートレース専用に開発されたスズキ製の排気量600CC2気筒。ブレーキは追突事故防止のため付いていない。選手は元ロードレース世界チャンピオンの青木治親、ロードレース出身の青山周平らがいる。22年の獲得賞金NO・1は、鈴木圭一郎で9817万6536円。過去の最高額は、04年に高橋貢が記録した1億4812万4255円。