ミラクルの大波乱を起こした。永井彪也(30=東京)が、準優11Rで、5コースまくり差しから道中再逆転で1着を奪った。「予想、誰も当たってないでしょ?」とおどけつつ、「自分もびっくりですよ。うそでしょ? と。展開が良かった」と望外の勝利を喜んだ。

良化の兆しもわずかにつかんだ。足に全く自信がなく、急きょ、チルトを0度へアップ。調整もがらりと変えた。「特訓は劣勢だったけど、一番レースはしやすかったかな」。伸びは劣勢でも、総合的には前進できた。戸田はデビュー初優勝を含めて優勝は2度。21年6月のイースタンヤングは、1枠の上田龍星を2コースまくりで撃破した。今回は2枠で、1枠もまた上田。約2年前の再現となるか?