片岡雅裕(37=香川)がSG2度目の優勝を飾った。SG優出は6度目だが、1枠で臨むのは初めて。「ちょっとおなかが痛くなるような、不思議な感じでした」と振り返った。相当な緊張感に包まれたがエンジン始動の合図が鳴ると迷いを吹っ切った。「勝ちます、勝ちます、と自分に言い聞かせました」。

本番の起こしは小回り防止ブイの少し前。スタート展示よりやや深い位置になったが、これで気持ちがさらに引き締まった。インからコンマ19のショット。「意外と届いてなかった」と苦笑いを浮かべたが、悠々と先に回り独走態勢を築いた。「池田(浩二)さんが少し見えたけど、他は気になりませんでした。慌てずに1Mを回れば大丈夫って」。準優まで覚えた乗り心地の違和感もなくなり、納得の仕上がり。終わってみれば完勝だった。

準優終了時点での賞金ランクは31位。年末のグランプリ出場へ、最低でも優出2着条件だったが、1着あるのみの覚悟。大舞台への強い気持ちにぶれはなかった。「(グランプリに)行くつもりで来ましたから」。

年末へ向けて「G1が2つ(鳴門、丸亀)があるので、そのまま集中していきたい。賞金王を目指して頑張ります」。四国が誇る小さな巨人が、年末の1億円バトルを熱くする。【工藤浩伸】

◆片岡雅裕(かたおか・まさひろ)1986年(昭61)2月11日、高知県幡多郡生まれ。101期生として07年11月の丸亀でデビュー。初優勝は10年3月の丸亀。G1初優勝は17年7月のびわこ周年。SG初優勝は22年8月の浜名湖メモリアル。通算優勝は30度。うちG11度、SG2度。同期には大池佑来、篠崎仁志、守屋美穂らがいる。155センチ、52キロ。血液型AB。

★優勝戦12R・VTR

今垣がピット離れで遅れ、回り込んで4コース主張もスローのカド受け。4対2の隊形になった。スリットは2コース池田が先行も、イン片岡が伸び返し1M先マイ。峰は上を握るも届かず、片岡が逃げ切った。峰はそのまま2着。3番手争いは最内を差した茅原が制した。

◆戦い終えて

茅原(3着)1Mすごくいい感じで入っていけた。かなり仕上がり良かった。

山口(4着)進入は想定外(笑い)。1Mも空いてなくて。足も悪くなかった。

池田(5着)仕方ない。足は問題なかったが進入乱れてスタート行き切れず。

今垣(6着)伸びセッティングでピット離れが…。どうやっても駄目だった。