上條嘉嗣(34=大阪)が、この日、唯一の連勝を飾った。4Rは4コースから冷静に差し、11Rはインから押し切った。朝からホーム追い風が10メートル以上も吹き続け、全レース安定板を装着し、2周戦に短縮。「波は全然無理」と上條には苦手水面になったが、貴重な白星を並べた。

劣勢だった仕上がりも1歩前進できた。「(前検は)下がっていたのが普通になった。ギリ、乗れる感じもあった」と戦えるレベルに押し上げた。相棒の25号機は、SGクラシックで桐生順平が乗って優出。再三の整備が実ったのか、その後は上昇ムードに転じ、まだ伸びしろは見込める。2日目は10R5枠になるものの、好調キープへの策を練る。