A級予選1Rの高橋綜一郎(27=大分)は赤板で押さえる予定が、栗田万生に突っ張られ、打鐘で踏んだが中団外まで押し上げるのがやっとだった。

だが、その位置からバックまくりを放ち、照井力斗にはかわされたが、2着を死守した。

「先行すると言ってたのにふがいないです。ただ、今はスタート5分前に“全員をやっつける”と気合を込めて走ってます。性格が優し過ぎるので、このままでは一生S級では走れないと思って鬼になっています」。

温和な顔をしていて、笑顔が似合うタイプ。だが、自身は優しさを捨てて、レースにはシビアに挑む覚悟だ。