佐々木康幸(50=静岡)がイン逃げで他艇を圧倒。今年4度目、オール静岡は19年8月のお盆レース以来、通算5度目の優勝を決めた。

前節優勝の19号機を手にしたものの、前検の足合わせで違和感。当初は首をかしげたが、入念な調整を施して納得のいく状態に仕上げた。そして、予選トップ通過からファイナル1枠をつかんでの王道V。「前検の足合わせで負けたことがあったので、エンジンを上積みできました」と笑顔を浮かべた。昨年に50歳となり、ベテランの域に達したものの、まだまだ気持ちは充実している。「50になっても頑張れるってことが分かったし、(ボート界最年長の)高塚(清一)さんと比べたら、まだまだ赤ちゃんですよ」。今後もレースに対する真摯(しんし)な姿勢は変わらない。「これからも目の前の1走1走を精いっぱい走って、悔いのないように頑張ります」。表彰セレモニーに詰めかけた大勢のファンの前でさらなる奮闘を誓った。次走は5月9日からの戸田一般戦の予定。