篠崎元志(38=福岡)が、今年3度目の優勝を飾った。

優勝戦の12R、1枠からしっかり逃げを決めて見せた。2枠の高倉和士、4枠の塩田北斗ら、好気配を見せていた相手を封じての優勝だった。篠崎本人も「ホッとしています」と胸をなで下ろし「スタートだけはかなり気をつかった。しっかり(1Mを)回れて、逃げられた」と白い歯を見せた。

福岡ボートの「どんたく特選」で行われた4月30日の優勝戦では、弟の篠崎仁志が2枠から差して優勝を飾っていた。「自分は1枠だったので負けられないと思った」と弟の優勝にも刺激を受けていた。

「これからも、兄弟2人でモーターボート界を盛り上げていきたい」。福岡と芦屋の地元ゴールデンウイークシリーズで優勝を手にした「篠崎兄弟」が、今年の「主役」に躍り出る。