134期の網代良芽(あじろ・りょうが、20=兵庫)がデビュー戦を迎える。

ボートレーサーを志したのは、なんと5歳(99年)の時だという。「親と住之江ボートに行ったんです。それがGPの優勝戦。優出インタビューで松井(繁)選手の名前を呼んでいたら、白いTシャツにサインを書いてもらったんです。その松井選手が3枠から差して優勝したインパクトが強かったですね。自分のあんな風になりたい。小、中の卒業文集でもボートレーサーになりたいと書いたし、ボートレーサー以外、他の選択肢はなかったです」。ボートレーサーの道一本に絞っていた。学生時代は空手、テニス、体操と幅広いジャンルで体を鍛えていた。

早くから受験をしていたが、6度目でようやくチャンスを手にした。「それまで、1次で落ちていたんですけどね。養成所では、最初はピリピリして、そういう環境が好きではないので盛り上げようと頑張ったら、空回りして失敗が多かったですね。でも、みんな仲良くなったし、しんどいよりも楽しかったです」と、振り返った。

セールスポイントは「道中は握るタイプなので、できたら1Mは差しではなく握っていきたい。先輩方を追いかける姿を見てもらいたいです」。果敢なプレーを見せる構え。目標は「大きい舞台で松井繁選手と走ることです。あと、自分が夢を与えてもらったように、夢を与えられるレーサーになりたいです」と、目をキラキラ輝かせた。

前検の感触は「練習の時とはエンジンが違いますね。押す感じがあるというか。それでも、試運転ではそこまで良くは感じなかったです。握り込みは悪くなかったです。スタートする時に舟が浮いたので、しっかり走りたいですね」。練習とは違う感覚に戸惑いもあるが、走りたくてたまらない表情を見せていた。初日は2R(6枠)の1走。ボートレーサーをして第1歩を踏み出す。