神奈川期待の125期のルーキー塩島嵩一朗(24)が予選5Rで2着となり、復帰戦で復調をアピールした。

「ラインで決めたかったので、作戦通りに走り切った」と突っ張り先行のまま、打鐘過ぎからアクセル全開。最後は地元の先輩・伊藤翼に差されはしたが、伊藤は「何とか差せたけど、いやあ、強かった」と息を切らしながら、涼しい顔の塩島をねぎらった。

8月の函館ミッドナイト初日に落車した。右半身からバンクにたたきつけられ、動くことができなかった。そのまま担架で救急搬送。診断の結果は右鎖骨が折れており、手術を受けた。入院は2日。その後は徐々に練習の負荷を増やしていき「体の状態に不安はありません。練習でも、全力でもがいてきましたから」と自信を持って臨んでいた。

落車した前場所の立川で完全Vを決めていたばかりだった。本格デビューから3場所目の初優勝と、順調なスタートを切った直後のアクシデントだったが、常に前を向いてきた。

この日もレース後は「感覚的には悪くなかったです。落車明けすぐのレースも、気持ちでは割り切っていたので、恐怖感とかはなかったです」と悪夢は断ち切った様子。準決4Rは、再び南関3車の先頭で風を切る。