纐纈洸翔(22=愛知)が、まくり上げた村田祐樹マークから最終4角で内から突き抜けた。愛知勢の制覇は14年の近藤龍徳以来10年ぶり4人目。

持っている男はやはり違う。在所28位ながら、卒業記念レースを制覇。師匠の鰐渕正利も驚くハプニングだった。

師匠から秘策を授かっていた。「ヤングGPは最後にインが空くから頭に入れとけよ」(鰐渕)。まさに、それを実践した。「2センターで内が空いたのが見えた。(逃げた太田海也の)インまでは見えなかったけど、空いてくれと思ってイチかバチか突っ込みました」と思いが通じた。

V賞金を加算して来年4月、地元名古屋の日本選手権出場の決定打になった。さらにサマーナイトフェスティバルの初日特選のシード権も得た。

「これからはG1で力勝負ができるようになりたい」。次は本来の自力でタイトルを手にする。【村上正洋】

◆纐纈洸翔(こうけつ・ひろと)2002年(平14)7月8日、岐阜県羽島市生まれ。高校から自転車競技を始め、養成所121期の卒記レースで優勝。22年5月四日市でデビュー(予選1、1着、決勝2着)。通算成績227戦116勝。総獲得賞金5922万3200円。173センチ、79キロ。血液型B。