圧巻の逃走劇で真夏の女王に輝いた。川野芽唯(40=福岡)が逃げ、レディースチャンピオンは初制覇。15年福岡クイーンズクライマックス以来、通算2度目のG1優勝となった。これで女子賞金ランクは2位に浮上。来年3月からつのSGクラシックの権利を手に入れた。2着は千葉真弥、3着は堀之内紀代子が入った。

誰も寄せつけない逃走劇で大会初制覇を成し遂げた。川野はコンマ05のトップスタートで1Mを先取り、バックで後続を一気に引き離した。レース後、周囲の選手から「おめでとう~。完璧やったね~」と声をかけられるとほおを緩めた。川野自身も「いいスタートが行けた。外も気にならなかったし、ターンは100点満点」と胸を張った。

同じ100期の鎌倉涼が女子G13連続優勝、平高奈菜も昨年のスピードクイーンメモリアルを優勝している。同期の活躍が目立っていたが、「私は常にモチベーションは高いので刺激とかはない。ともに頑張りたいと思っている。同期が頑張れば私が頑張りたい」と話した。

今年の獲得賞金は3000万円を軽く超え、女子の賞金ランクは2位に浮上。年末のクイーンズクライマックス、そして来年3月のSGクラシックを見据える。「SGでも戦える選手になれるように頑張りたい。年々、成長していると思っている」。デビューからコツコツと研鑽(けんさん)を積み、女子の一線級になった。冬と夏、2つの女子G1タイトルを手に入れた遅咲きの女王は、さらなる高みを目指して努力を続ける。【栗原竑人】