6月から7年ぶりにスタートした「競輪ワールドシリーズ」は8月が最終月で、残すところあと3開催となった。
男子はハリー・ラブレイセン(オランダ)がバンクを席巻してきたが、ジョセフ・トゥルーマン(英国)が和歌山でG3初優勝を決めて注目度が高まっている。2人には「競輪」に対する意識の高さを感じる。ガールズではエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)の存在感が光っている。
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ラブレイセンは、和歌山(9日決勝)で開催されたG3ワールドサイクリスト支援競輪でも圧巻の走りを見せた。来日初戦の防府から負けなしの12連勝で決勝を迎え、僚友のトゥルーマンを優勝に導く先行勝負を演じた。
2人の走りを見ていて感じたのは日本の「競輪」に対する習得度の高さで、勝ち上がりの戦略も確かだった。和歌山でG3&26年シリーズ初Vを飾ったトゥルーマンは「普段からトップクラスの選手のレースを見て研究しているし、ラインができることの大切さも理解している」という。
ラブレイセンも同様だ。和歌山決勝での先行に関して「まくりに回ってブロックに遭うよりも、早めに先行した方がいいと思った」と振り返った。「最強最速」でありながら「競輪」での走りを強く意識する。
マシュー・リチャードソンが離脱して帰国したため、残る3開催のうち、四日市と川崎は外国人が1人の参加となる。日本勢はそのあたりに付け入る隙が生まれるかもしれない。
ガールズはこれまでの7開催で、外国人勢が6度優勝している。特に、来日している3選手がそろった和歌山でのアンドルーズの強さが印象的だった。日本勢が唯一勝ったのは7月末の立川で、佐藤水菜がファンデルワウとグロの仕掛けを力でねじ伏せた。これは参考外とも言える結果で、立ち向かうためには、とりあえず外国勢より前前に運んで、確定板入りを狙うしかないのが現実だ。
男女ともに競走レベルの高さは素晴らしく、残り3開催でも選手たちのパフォーマンスを満喫してもらいたい。【山田敏明】





















