アジア杯で、日本は21日午後4時25分(日本時間同10時25分)から、ドーハで準々決勝のカタール戦に臨む。一発勝負の決勝トーナメントで、相手は地元の後押しを受ける開催国。2大会ぶり4度目の頂点を狙う日本にとって、大事な一戦となる。

 20日、チームは試合会場で約1時間、冒頭以外は非公開で最終調整した。選手によると、ミニゲームなどで決戦に備えたという。練習後、主将のMF長谷部誠(ウォルフスブルク)は「相手の研究はしている。どれだけ冷静にやれるかが大事」と表情を引き締め、アジア杯3大会連続出場のベテランMF遠藤保仁(G大阪)も「会場の雰囲気にのまれないようにやりたい」と平常心で戦う大切さを強調した。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が29位でカタールは105位だが、過去の対戦成績で日本は1勝4分け2敗と負け越している。