仁川アジア大会のサッカー女子で準々決勝に進出した8チームの監督記者会見が25日、仁川で開かれ、26日に香港と対戦する日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督は「優勝するために準備してきた。状態は上がっている」と自信を示した。

 1次リーグでFWの高瀬愛実(INAC神戸)や菅沢優衣香(千葉)らが負傷したが、この日の練習には全選手が参加したという。香港戦は若手にチャンスを与える考えを示し、「負ければ終わりの緊張感の中で成長してほしい」と狙いを説明した。

 会見では韓国の記者から「なぜ2011年の女子ワールドカップ(W杯)で優勝できたのか」と質問が飛び、監督は「連係やスキルを生かした成果。アジアの人たちに希望が生まれたと思う」と応じた。