U-20(20歳以下)女子日本代表が、3位決定戦で米国に1-0で勝利した。後半42分に決勝点を挙げたFW上野真実(20=愛媛)は、今大会5得点で得点王となった。決勝は、北朝鮮が3-1でフランスを破り、5大会ぶり2度目の優勝を果たした。

 上野が銅メダル弾を決めた。後半42分。DF北川からのパスをペナルティーエリア内で受けると左足を振り抜いた。「狙ったゴールではなかったんですけど、チームのためになって良かった」。センタリングのような弾道でGKの頭上を越え、サイドネットにふわりと落ちた。1点が遠く、攻めても決めきれない展開が続いた試合終了間際に生まれたゴールにはにかんだ。

 ヤングなでしこの点取り屋として大舞台で輝いた。今大会5得点目とし、得点ランクも1位。29日の準決勝フランス戦で右足を痛め先発を外れていたが、ピッチに立てばすかさずゴールに襲いかかった。目標の初優勝には届かなかったが、堂々の3位。「集大成は見せられた。でもここからが始まり。(日本に)戻っても努力して頑張りたい」とさらなる飛躍を誓っていた。