レアル・ソシエダードのアルグアシル監督(52)がMF久保建英(22)のベンチスタートの理由について、「戦術的判断によるものだった」と説明した。

Rソシエダードは4日、ホームで行われたスペインリーグ第34節でラスパルマスと対戦。前半のベッカーの素晴らしい活躍により2-0で勝利し、4試合ぶりの勝ち星を挙げた。久保は試合終盤からの出場だった。

試合後、アルグアシル監督が記者会見に出席。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アルグアシル監督はその際、久保をベンチに置き、ベッカーを先発起用した理由について「今日は誰が相手にダメージを与えることができるか、そして誰がラスパルマスに快適にプレーされないように素晴らしいプレッシャーをかけられるかは、非常に明確だった。さらに精度も高かった。しかし、もし彼が他の時よりも輝いていたとすれば、それは周囲のサポートが良かったからだ。私はすでに、全員が良好な状態にあること、そして誰もレギュラーが確約されていないことを警告していた。それは戦術的判断によるものだった」と説明した。

また、ラスパルマス戦については「試合時間が悪かったにもかかわらず、3万人もの観客が来てくれたのでとてもうれしいよ。それはサポーターがチームのやっていることを高く評価してくれていることを大いに物語っている。ラスパルマスからボールを奪うのは難しいが、我々は守備面で素晴らしい仕事ができたし、ボールを持った時に多くのことをうまくやれていた」と満足そうに語っていた。(高橋智行通信員)