ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で戦った民族間の融和につなげようと、元日本代表主将でJ3のG大阪U-23(23歳以下)宮本恒靖監督(40)が主導して同国に開校したスポーツアカデミーの9~14歳の男女10人が9日、都内の日本協会を訪れ、同国出身のハリルホジッチ日本代表監督と交流した。

 ハリルホジッチ監督はモスタルのクラブでプレーした経験があり「愛着のある町から来てくれてうれしい」と笑顔。気さくに握手や写真撮影に応じ「(現地では)他の民族と過ごしたくないと思っている人もいるが、子どもたちは一緒にプレーしている。素晴らしい活動だ」と話した。