日本代表が8日、フランス北部リールで欧州遠征4日目の練習を始めた。開始前にロッカールームでミーティングを行い、10日の国際親善試合ブラジル戦(日本時間午後9時、スタッド・ピエール・モーロワ)に向けた戦術を確認したもよう。ボール回し、円陣、ジョギングをへて、アジリティー(敏しょう性)とクイックネス(俊敏性)を高めるトレーニングに入った。

 このメニューを早川コンディショニングコーチが実演するたび、選手たちが「おい~」と声であおって、なごやかな雰囲気に。思わずハリルホジッチ監督も白い歯を見せて楽しそうに首を振るなど、リラックスした雰囲気でスタートした。

 この最中に、非公開練習に突入。報道陣をスタジアムの外に退出させてピリッと引き締め、2日後に迫ったブラジル戦へ本格的な戦術トレーニングに入った。

 選手は練習開始時からビブス分けされており、フィールドプレーヤー22人が4色のグループに。ピンクは酒井宏、吉田、槙野、長友の4バックとボランチ長谷部。黄色はDFの酒井高、昌子、三浦、車屋にMFの倉田と遠藤。白はFWの大迫、興梠、久保、原口にMF山口と初選出のMF長沢が着て、青は杉本、乾、浅野、森岡、井手口の5人だった。