W杯(ワールドカップ)ロシア大会の組み合わせ抽選会(1日、モスクワ・クレムリン)にゲスト参加していた元日本代表FW三浦知良(50=横浜FC)が3日、千葉・成田空港に帰国した。国際サッカー連盟(FIFA)のレジェンド枠で招待され、大役を終えて到着ゲートへ。黄色のニット帽にサングラスで決め「雰囲気がたまらなく良かったですね。何とも言えない、たまらない時間でしたね」と振り返った。

 抽選会の後、夕食会があったといい「(元フランス代表監督の)ローラン・ブランさんや(元ブラジル代表の)ロナウジーニョさん、ロナウドさん、カフーさんに会って。ほかにもボバンさん(クロアチア)、セードルフさん(オランダ)、プジョルさん(スペイン)、シュマイケルさん(デンマーク)。FIFAの(インファンティノ)会長とも話をできたし、ボバンさんからFIFAの改革について聞いたり」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

 1次リーグH組にポーランド、コロンビア、セネガルとともに入った日本について「W杯ですから、どの試合も厳しい。話をした欧米の人は、コロンビアやポーランド有利と見ている。反対に朴智星(韓国)やサウジアラビアのレジェンドは『日本の1位通過もあるね』と。見方によって違うなと思いましたが、1位、2位もある、3位、4位もある、絶対はないグループなんじゃないでしょうか」と印象を口にした。

 日本代表ハリルホジッチ監督とも同便で帰国。「席が隣の隣だった」と明かし「日本代表に足りないことだったり、選手のことだったり、いろんな話をしてもらいました」と、50歳にして、またさらに「多くの刺激を受けた」と強調した。