【江陰(中国)12日=小杉舞】U-23アジア選手権に参加中のU-21日本代表FW高木彰人(20=G大阪)が、今日13日タイ戦での初先発が濃厚になった。勝てば1次リーグ突破が決まる可能性がある一戦に向け、約1時間半の練習で細かく戦術を確認した。森保監督からは「(パスを)受けるところはできているから、ゴールに向かっていけ」と指示されていて、昨年5月のU-20W杯(ワールドカップ)メンバーが攻撃のカギを握る。

 寒さにも負けない。10日のパレスチナ戦で途中出場。気温0度の中、唯一半袖で走り回った。タイ戦も「半袖で出ます」と宣言。得意のDFの裏への抜け出しを繰り返して寒さを吹き飛ばす。U-20W杯では準々決勝のベネズエラ戦で先発したが、好機で外しチームを勝利に導けなかった悔しさが今もある。「次は結果につなげられるようにしたい」。1トップの後方から得点を狙うシャドーストライカーの役割を存分に発揮する。