ワールドカップ(W杯)ロシア大会に出場する日本がロシア入り前に約2週間、オーストリアのインスブルックで事前キャンプを行うことが決まった。9日、都内で日本協会の西野朗技術委員長が明かした。5月30日の日産スタジアムでの壮行試合(相手未定)を終え離日。インスブルックを拠点にじっくりチームを仕上げる。時差や気候、環境がロシアに近いことなどが決め手となった。昨年12月1日のモスクワでの組み合わせ抽選会でも、ハリルホジッチ監督がオーストリアを事前キャンプ地の有力候補としていた。

 インスブルックはアルプスに囲まれたチロル州の州都で景色のきれいな観光地。冬季五輪も64、76年と計2度開催。練習会場は郊外のゼーフェルトになる。日本は6月8日にスイス・ルガノに出向き、スイスとの国際親善試合を戦う。さらに未定だった12日のパラグアイとの国際親善試合をインスブルックのチボリ・シュタディオンで行うことも発表された。