日本代表初招集のFW中島翔哉(23=ポルティモネンセ)が、初出場初得点でチームを救った。マリ戦の後半ロスタイムに同点ゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込んだ。6月開幕のワールドカップ(W杯)ロシア大会の1次リーグで対戦するセネガルを想定した一戦で結果を残し、本大会メンバー入りを猛アピールした。

 ▼国際Aマッチ初出場初得点 FW中島が23日のマリ戦で達成。15年8月2日の東アジア杯北朝鮮戦でMF武藤雄(浦和)が記録して以来、日本代表史上30人目。過去29人の達成時の所属は大学、日本リーグ、Jリーグなどで、海外リーグ所属時にAマッチ初出場初ゴールは、ポルトガルのポルティモネンセに在籍する今回の中島が初めて。

 ◆中島翔哉(なかじま・しょうや)1994年(平6)8月23日、東京都八王子市生まれ。小1からサッカーを始め、東京Vの下部組織で育ち、高校2年の12年、2種登録でトップ昇格。翌年10月にプロ契約。12年10月21日のJ2栃木戦で18歳59日でJ史上最年少ハットトリック達成。14年に東京へ完全移籍。16年リオ五輪代表。17年8月、ポルティモネンセへ移籍。164センチ、64キロ。血液型AB。既婚。