ワールドカップ(W杯)ロシア大会で日本代表監督を務めた西野朗氏(63)が14日、都内のイベントに出席し、A代表を兼任する森保一監督が率いてアジア大会へ臨んでいるU-21代表へエールを送った。

 同代表について「ポテンシャルの高い若い選手がたくさんいる。楽しみですし、本当に最強の世代。予選(1次リーグ)は見ませんけどね。決勝トーナメントから見させていただきます」と笑った。W杯ではコーチとして共闘し、自身の後任としてU-21代表も兼任する形で就任した森保監督とは情報交換も行ったと言い「彼の方からいろんなことを求められる時間がありました。僕自身も課題であったり足りなかった部分、彼に託す部分はたくさんあったので、そういう話はさせてもらった」と明かした。

 自身の今後については「選手同様、ピッチの上が一番いいなと思っているし、携わりたい気持ちは強く持っている」と現場復帰へ意欲をみせた。その上で、A代表からは離れた場所でサッカー界に関わっていく意思も明かし「経験させてもらったことを、特に育成の中で伝えていきたいと思うことが多い。できればいろんなところに足を運んで伝えていきたい」と話した。