U-22日本代表が出場するトゥーロン国際(6月1日開幕)のメンバー発表が17日、東京・本郷のJFAハウスで行われ、AとU-22兼任の森保一監督(50)が取材対応した。

(1)U-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会(5月23日開幕)

(2)国際親善試合キリンチャレンジ杯(6月5日トリニダード・トバゴ戦=豊田ス、同9日エルサルバドル戦=ひとめS)

(3)南米選手権ブラジル大会(同14日開幕)

この3大会と日程が重なっているため、森保監督の右腕、A&U-22代表の横内昭展コーチ(51)が監督代行として指揮を執る。コーチには四国学院大の本吉剛監督(51)、GKコーチに北海道教育大の阿部陽輔GKコーチ(28)が招かれた。

選考に当たった森保監督は「東京オリンピック(五輪)世代で今後可能性のある選手をJ1、J2、大学から選んだ。最終的に本大会に絡んでくるであろう選手たちを大枠として呼んだ。普段、各クラブで試合に絡んでいる選手たちなので(招集に伴うチーム離脱)は痛いと思うが、その中でも協力してくれた各クラブ、大学に感謝したい」と説明した。

コーチングスタッフを大学から招いたことには「各カテゴリーの活動が重なっていて、スタッフ編成が難しい面があった。ただ、それだけでなく指導者の垣根を越えて、日本サッカー界を発展させていく仲間だと思っている。代表と大学のスタッフが一緒に活動し、やることを共有してくれれば。いい大会なので大学の指導者にも経験してもらいたい」と狙いを明かした。

メンバー22人のうち、J1が半数の11人、J2が5人、大学生が4人、海外組がGK山口瑠偉(20=スペイン3部エストレマドゥーラ)MF伊藤達哉(21=ハンブルガーSV)の2人という構成になった。

下の年代から、MF川井歩(19=J2レノファ山口FC)やMF松岡大起(17=サガン鳥栖)を飛び級で選んだことには「年齢は関係ないし、クラブで主力として出ている。彼らも東京五輪に絡んでくる可能性があるので期待を込めて。チームの戦い方、コンセプトを覚えてもらいつつスペシャルなものを存分に発揮してもらいたい」と話した。