日本代表MF香川真司(30=トルコ1部ベシクタシュ)らが所属するアスリートのマネジメント会社UDN SPORTSが30日、都内ホテルで会見し、社会貢献活動を行う事業団体と基金「UDN Foundation(ファウンデーション)」(UDNF)を設立すると発表した。

香川を筆頭に原口元気(ハノーバー)柴崎岳(ヘタフェ)酒井高徳(ハンブルガーSV)冨安健洋(シントトロイデン)と元Jリーガーの薗田淳氏が登壇。そこに、バドミントンの男子シングルス世界ラインキング1位の桃田賢斗(24=NTT東日本)も加わり、思いを語った。

所属選手の中で最年少、新たに加わった冨安は選手のサポートについて「経験もないのでサポートを受けられるのは幸せなこと。よりサッカーに集中して打ち込める」と話し、またコマース事業について酒井は「サッカー以外にも一般の人と共有できる部分があると思う。子どもたちにとって良いと思う商品を考えていきたい」と語った。

今回選手とコミュニケーションを取れるサイト開設を提案した柴崎は「自身の経験やアドバイスをもらえる場はないかと相談をされたことがきっかけで実現した。すべてに答えられる分けではないが、動画などを使って1つ1つ丁寧に伝えていきたい」と説明した。

また唯一現役を引退している園田氏は「セカンドキャリアについて相談を受けることが多い。引退後の雇用や地域事業などについて考えていきたい」と話した。

以前、小児がんの支援活動を行ったことがある原口はUDNFでのチャリティー活動について「今はSNSでたくさんのニュースが発信されているが、サッカー選手として何ができるかしっかり考えて支援活動をしていきたい」と力強く話した。一流アスリートたちが協力し合い、さまざまな形で世界の子どもたちに発信し、新しい商品やライフスタイルを提供していく。