タイで行われていたU-23アジア選手権で1次リーグ敗退を喫した東京五輪世代のU-23日本代表が17日、成田空港に帰国した。

1次リーグ3試合を戦い、1分け2敗の勝ち点1でグループ最下位となっての早期敗退。開催国として五輪出場権を得ているとはいえ、本来なら五輪最終予選となる大会。4年前の前回は優勝していた大会で1勝も挙げられないまま姿を消し、選手らはやや暗い表情で到着ロビーに姿をみせた。

16日の第3戦カタール戦で1得点を挙げたFW小川航基(22)は「応援してくれた方々へ申し訳ない気持ちでいっぱいです」と振り返り「幸い、今回は本番じゃなかった。自信を失ったわけではないですし、本番でしっかり見返せるように成長して金メダルをとりたい」と切り替えた。

全3試合にフル出場したGK大迫敬介(20)は3戦で計5失点したことを悔やみ「GKとして責任を感じている。まだ6カ月あるので、この痛い経験を共有しながら積み上げて、いい形で五輪を迎えられたら」と巻き返しを誓った。