東京オリンピック(五輪)世代のU-23日本代表が、千葉県内で行われている合宿で22日から本格的な練習を開始した。常連組のFW上田綺世(あやせ、22=鹿島アントラーズ)はリーグ戦で終盤から調子を上げて合流。この日は2部練習で、午後はゲーム形式が入った強度が高いメニューをこなした。

今季鹿島ではベンチ外を経験するなど苦しい時間もあった。対照的に同じ五輪世代のMF久保建らがA代表でプレーする姿を見て「自分の現状とのギャップでもどかしさはあった」と悔しい思いも隠さなかった。クラブで再び主力の座をつかみ、自信を取り戻して迎えた合宿。「(プレーの)引き出しを増やすことができた」という手応えをピッチで示し、まずは国内組のサバイバルに勝つ。