日本代表MF鎌田大地(24=アイントラハト・フランクフルト)が29日、30日のW杯(ワールドカップ)カタール大会アジア2次予選・モンゴル戦(フクアリ)を前にオンラインで取材に応じ、W杯に主力として出る夢の実現に決意を示した。25日の韓国戦ではトップ下で先発出場。これまでトップ下を務めていたFW南野が2列目の左に回り、最も自身が輝く定位置を奪取した形だ。「自分が一番合っているポジションでできてている。その分、いいプレーをしないといけないと思っているし、ゴールアシストが出続けるために重要」と話した。

幼い頃からの夢は欧州チャンピオンズリーグ、W杯だ。「W杯は行くだけじゃなくて主力として出たいというのは昔から思っていた。そこは揺るがない」とキッパリ。森保ジャパンはW杯8強以上を目標に掲げている。「そこを目指すために、一番は僕自身がいいクラブでプレーして、先発で出続けることが(W杯で)ベスト8に行くために一番重要。W杯のためよりも、僕自身の夢のために大きなクラブでやっていいプレーをして、それがW杯につながればいいかなと思っています」と話した。

これまで、日本代表のトップ下は香川真司、本田圭佑ら「自分が点を取ってチームを勝たせる」という責任感を持った選手が多かった。鎌田は将来的に「もう一列下のポジションをやりたい」との思いを胸に秘める。

「そのために、周りの選手を使えて、自身も使われる側にもなれること、走力や守備も鍛えることにトライしている。現代サッカーでは攻守すべてできないといけない。今は所属チームでは周囲を使うことが多いが、上のチームに行くと、使うだけじゃなくて使われる選手になることも大事。将来はそこが自分のストロングになってくるかと思っています。そこまでゴールにこだわりすぎてないのが自分のポイント」

韓国戦では、コンディション面で大事を取って前半45分で交代したが、今はコンディション面も問題ない。トップ下で結果を出し、カタールへ歩みを進めていく。