ベトナムは4戦全敗でB組最下位に沈んでいるが、侮れない。19年1月のアジア杯では堅守速攻のスタイルで日本に0-1と善戦した。DF長友は「前にボールを運べてスピードがある選手がいる。カウンターが強みでもある。まだ勝ち点を取れていないのが不思議」と、警戒感を漂わせる。

韓国出身の朴恒緒(パク・ハンソ)監督が17年9月から指揮をとる。U-23代表の監督も務め、18年アジア大会では森保監督が率いたU-21日本代表と対戦し、1-0で勝利している。元日本代表監督のトルシエ氏も19年から今夏まで世代別代表を中心に強化に関わるなど、強化を進めてきた。朴監督は前日会見で「日本には多くのタレントがいる。我々の守備陣は力を出し切らないといけない」。また、DFクエ・ゴク・ハイは「ホームでファンがいるのは自信が持てる」と意欲満々だ。引いて守る中から一撃を狙う。