国内組26選手で構成された森保ジャパンが、香港から6得点を奪い圧勝した。

今大会の日本代表メンバー26人中、初選出は11人。FW町野修斗(湘南ベルマーレ)とFW西村拓真(横浜F・マリノス)の日本代表初選出2人が、デビュー戦先発でともに初ゴールを決めた。

また、かつて代表だった貴史さんを父に持つ初選出の水沼宏太(横浜F・マリノス)が中盤の右サイドで先発して親子での国際Aマッチ出場を果たした。

11月21日開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバー入りへ、生き残りを懸けたアピールの場。前半2分に相馬が正面のFKをゴール左に沈めて先制。同20分には山根視来(川崎フロンターレ)の速い右クロスに中央の町野が頭を合わせて2点目をマークした。

2分後には相馬からのパスを受けた西村が体を反転させて右足シュートをゴール右へ決めた。さらに同40分には西村が今度は左足でミドルシュートを決めて、2ゴールと猛烈アピールした。日本は前半を4-0と大量リードして折り返した。

日本は後半も攻撃の手を緩めなかった。後半10分には山根の右クロスを相馬がヒールで流し込んでゴール。同12分には水沼の右クロスから、町野がゴール前の跳ね返りを左足で蹴り込んだ。

声を出して応援できるエリアが設けられ、新型コロナウイルス感染拡大後の国内での代表戦では初めて声援が響いた。

大会は、日中韓に男子は香港、女子は台湾を加えた4チームが総当たり戦で、27日まで行われる。