サッカーワールドカップ(W杯)を経験している岡田武史氏と大久保嘉人氏が、日本代表に苦言を呈した。4大会ぶり2度目の優勝を狙う日本と韓国との対戦は、フジテレビ系で生中継され、2人は解説を務めた。

前半40分、韓国が日本の右サイドを崩しクロスからチャンスをつくり、最後はMF羅相浩にミドルシュートを打たれた。シュートは枠外だったが、日本の選手はだれも羅相浩に寄せておらず、フリーで打たせた状態だった。この場面に、大久保氏は「だれかいかなくてはいけない。ワールドカップ(W杯)の強豪国はそれを決めてくる」と苦言を呈した。

岡田氏は、自身が監督を務めたW杯南アフリカ大会の本大会前の親善試合を挙げ「10年の時も、散々、(ミドルに寄せるように)言っていたんだけど、やられないと実感がない。やられないから行かない。でも、コートジボワールとイングランドと対戦したとき、(ミドルシュートが)みんな枠にいく。行かなきゃ、ヤバイぞと言いました」と大久保氏に賛同。すると、同大会の日本代表だった大久保氏も「そうですよね。コージボワールとイングランド、非常に強かったですよね。遠い位置からでは、入らないだろうと思ったら普通に入れてくると実感しました。打たれる瞬間はいかないとやられると」と当時を振り返っていた。