日本が韓国に3-0と快勝し、4大会ぶり2度目の優勝を果たした。MF相馬勇紀(25=名古屋グランパス)が、後半4分にヘディングで先制点を挙げ、後半19分には左コーナーキックからDF佐々木の追加点をアシスト。初戦の香港戦に続くゴールで、今大会3得点とし、MVPに輝いた。

試合後、相馬は「この大会に臨む前に、自分の中でチームのために結果を出す、自分の道を自分で切り開くとテーマに決めていて。今まで選出されていた中で、他人の力でチームを勝たせてもらっていた中の1人だったので、そこをテーマにやりました。日韓戦は歴史も長くて、自分は3年前の悔しさも知っている。本当にレベルの高い相手と分かっていたので、そこで何ができるか、そこでチームに貢献できるかを考えていた」と振り返った。

テーマ通りの活躍だった。左サイドハーフで自ら仕掛け、ゴール前に積極的に顔を出した。これまでドリブル突破とスピードが目立っていたが、仕かけの引き出し、クロスに入ってのヘディング、セットプレーのキッカーと多彩な攻撃パターンでチームを勝利に導いた。

所属の名古屋は3バックで、主戦場はウイングバック。代表では左サイドハーフで出場している。森保監督から、味方と関わりながらゴールに迫り、ゴール前で仕事をすることを求められていた。相馬は「意識したことが結果につながった」と胸を張った。

先制点はヘディングだった。「(所属の)グランパスで森下選手にクロスを上げてもらって、海外の選手みたいに強いボールをヘディングをできるか練習していた。半年練習して初めて成果が出た」と笑みを浮かべた。

MF三笘、伊東らライバルがひしめくポジションで、国内組の大会だが、しっかり爪痕は残した。「同じ土俵に立ててはいないと思います」としながらも「自分の方ができないとは思っていないが、客観的に見て彼らの方が戦っている舞台も活躍するステージは上。リスペクトしながらも負けない気持ちは持っている。これからどれだけ、自分がパワーアップできるかが次につながると思います」と、メンバー入りへ割って入る気持ちを口にした。

 

【日本代表】日本4大会ぶりE1優勝!日韓戦3ゴール圧勝で森保ジャパン初タイトル/ライブ詳細