初のA代表ながら存在感を見せたMF藤田譲瑠チマ(20=横浜)が、充実感をにじませた。「初めてのA代表で、がむしゃらにとにかく取り組もうと最初に意気込んできた。目標としていた目の前の1試合1試合で、結果残すとはできたのかなと思う」。

最終戦となったこの日も先発で活躍。後半4分、MF相馬へ絶妙なクロスを出し、先制ゴールに結び付けた。同27分にも西村、小池とマリノス勢の連係で崩し、FW町野の3点目につなげた。「マリノスでも練習して、試合でも出せているので、いつも通りにやったら点につながった。海外相手にも通用したのは自分たちの自信につながった」。

パリ五輪を目指すU-21日本代表ではキャプテンマークを巻くなど、中心選手として活躍。A代表でも堂々としたプレーを続けた。それでも、今年のW杯メンバー入りについて聞かれると「そんなに簡単な壁ではないと思う。この大会で良かったからって選ばれることは自分はないと思っている」と冷静。「この大会をきっかけに自信がついたと思う。日々の積み重ねで選ばれたらうれしい」。課題に挙げたのは、ボールを奪い切るところと縦へのパスを積極的に入れる姿勢。確かな収穫を得て、これからのJリーグでの活躍を誓った。

 

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