【デュッセルドルフ(ドイツ)20日=岡崎悠利】サッカー日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)が、序列競争を勝ち抜く覚悟を示した。11月のW杯カタール大会まで、同月17日のカナダ戦(UAE)を含めて残りは3試合。「(W杯は)非常に厳しいグループリーグになる。どのタイミングでも出場時間でもポジションでも、準備をするだけ」と気持ちの高ぶりを口にした。

クラブでは主にインサイドハーフでプレー。日本代表もアジア最終予選の途中から4-3-3を採用したことでインサイドハーフのポジションができたが、4-2-3-1で戦うことも選択肢の1つだ。ポジションにこだわりはないとし「監督の中でいろんなアイデアがあると思う。僕ら選手はアピールする」と、起用法にかかわらずチームへの貢献を誓った。

所属のウニオン・ベルリンがリーグで好調を維持する一方、ポジション争いの激化でプレー時間が開幕当初より減少している。「ポジションは奪うのも奪われるのも一瞬。必ず自分のタイミングがくると信じてやるだけ」。クラブでも代表でも変わらず、出番がきたときに結果を残すという1点に集中する。