FIFAランキング11位のなでしこジャパン（サッカー女子日本代表）がFW田中美南（28＝INAC神戸）の2ゴールで、同46位のナイジェリアに勝利した。
スコアレスで迎えた後半19分。ゴール正面のフリーキックをMF猶本がペナルティーエリア内に蹴り込むと、パスを受けた田中美が胸トラップし、そのまま右足でゴールネットを揺らした。
その4分後には、MF杉田がペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これを田中美が落ち着いて決め、一気に2点を奪った。
また後半24分には、8月のU－20ワールドカップ（W杯）で準優勝したFW浜野まいか（18＝INAC神戸）、MF藤野あおば（18＝日テレ東京V）が途中出場。田中美に替わって1トップの位置に入った浜野は、豊富な運動量とスピードで、体格で勝る相手にプレッシャーをかけた。後半27分には浜野がドリブルでキープし、MF宮沢にパス。宮沢のシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれたが、絶好機をつくった。
この日はこれまでの4バックではなく、3バックを採用。来年7月に開幕するW杯に向けて新たなオプションを試したようだ。9日には「MS＆ADカップ」として、FIFAランク22位のニュージーランドと長野Uスタジアムで対戦する。
