ファジアーノ岡山FWブラウン・ノア賢信(25)が、古巣・横浜相手にゴールを決めた。

前半43分、味方選手のシュートをヒールでシュート。ブロックされてこぼれ球となったところを再び左足で押し込み先制点を挙げた。

後半5分にも直接FKからのこぼれ球にいち早く反応し、右足でゴールネットを揺らした。勝ち越し点かと思われたが、VARチェックで飛び出しが一瞬早くオフサイドで取り消された。

2ゴールとはならなかったが、189センチ、80キロという堂々とした体格で最前線に立ち、後半27分に交代するまで相手の脅威となった。

カナダ生まれの日本育ち。日産スタジアムは少年時代からの憧れの場所だった。マリノスのスクールに通い、中学から高校までアカデミーで育った。トップ昇格したが、1年しか在籍できず、その後はJ3含めたさまざまなクラブでもまれて成長。今はJ1の舞台に立っている。

「日産スタジアムのピッチに立ててうれしかった。相手チームとしてでしたけど、懐かしい感じがした。小学校からこのスタジアムに足を運んでいたので、特別な思いがありました」

まさに自身にとっての聖地。2019年に横浜がリーグ制覇した時も、ユース所属の高校3年生として最終節のFC東京戦(3-0)をスタジアム観戦し、タイトル獲得という感動を味わっていた。ゴリゴリのマリノスファンであり、日産スタジアムで活躍することを夢見ていた。

もともとFWだが、岡山ではウイングバックにも取り組んでいた。そんな中、自身も望む1トップを託され、結果を出したことは今後への大きな自信となる。

「久々の先発で点をとりたかったので、得点できたのは良かった。ただ1試合良かっただけじゃあ評価されない」と気持ちを高ぶらせていた。【佐藤隆志】