11月20日開幕のワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表メンバー26人は、同1日午後2時に発表される。

ここ2大会は海外組からの選出が2桁人数となり、国内組にとっては狭き門になりつつある。

その中で関西クラブ所属の選手は、過去全6大会で選出されている。今回はFW大迫勇也(32=ヴィッセル神戸)が3大会連続での代表入りが確実視される。

春先のけがで一時は代表入りが危ぶまれた大迫だが、復帰した9月からの4戦3発で神戸をJ1残留に導いた。前線でのポストプレーなどの安定感は、代表に必要なはずだ。

大迫以外に有力視される選手は少なく、7月の国内組の日本代表に招集されていた神戸FW武藤も、状況は厳しい。仮に関西勢からの選出が1人だった場合、98年フランス大会(MF森島=セレッソ大阪)以来になる。

02年日韓大会以降、前回まで5大会連続で選出されていたガンバ大阪からは、同クラブ出身のMF堂安(フライブルク)は選出が濃厚だが、現所属の選手からは厳しそうだ。GK谷はG大阪が保有権を持つものの現在、期限付き移籍で湘南ベルマーレ所属だ。

2大会連続選出中のC大阪も同様で、同クラブ出身のMF南野(モナコ)は選出されても、現所属の選手に候補は見当たらない。

 

過去の関西クラブ所属選手のW杯代表入りは次の通り。

【98年フランス大会】

MF森島(C大阪)

 

【02年日韓大会】

DF宮本(G大阪)、MF森島(C大阪)、FW西沢(C大阪)

 

【06年ドイツ大会】

DF宮本、DF加地、MF遠藤(いずれもG大阪)

 

【10年南アフリカ大会】

 

MF遠藤(G大阪)、FW大久保(神戸)

 

【14年ブラジル大会】

DF今野(G大阪)、MF遠藤(G大阪)、MF山口(C大阪)、FW柿谷(C大阪)

 

【18年ロシア大会】

GK東口(G大阪)、MF山口(C大阪)