日本女子代表なでしこジャパンで長く活躍したFW岩渕真奈(30)が1日、現役引退を発表した。

自身の公式X(旧ツイッター)で「プロサッカー選手を引退することに決めました」と表明し、次のメッセージを画像で投稿した。

いつも応援してくれている皆様へ

「プロサッカー選手を引退することに決めました」

この場で少しだけ伝えたい事は サッカーを通して感じた支え、声援、叱咤、激励 共闘、景色、興奮、創造 全ての事に そして関わってくださった皆様に 心から感謝しています。幸せでした!! サッカーが大好きで  サッカーで出会った人達が大好きで なにより自分のサッカー人生が大大大好きでした。 本当にありがとうございました

最後に「9月8日に記者会見をさせていただき自分の口からしっかり思いを伝えさせていただけれたらと思います 岩渕真奈」と思いを伝える場を案内した。

07年に14歳で日テレ・ベレーザで2種登録され、翌08年にメニーナから正式昇格。12年からホッフェンハイム、バイエルン・ミュンヘンではリーグ2連覇を達成した。

17年に帰国し、INAC神戸レオネッサ入り。21年から再び海外に出てイングランド女子スーパーリーグのアストンビラ、アーセナル、トットナムでプレーしていた。

なでしこジャパンでは11年のFIFA女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会の優勝を18歳で経験。12年ロンドン五輪(オリンピック)と15年W杯カナダ大会は準優勝した。19年のW杯フランス大会にも出場し、自国開催の21年東京五輪以降は10番を背負ってきた。

一方、現在は無所属となっていて、先月まで行われた女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会のメンバーからサプライズ落選していた。

◆岩渕真奈(いわぶち・まな)1993年(平5)3月18日、東京都生まれ。日テレの下部組織メニーナ出身。トップチームで活躍後、12年からホッフェンハイム、Bミュンへンとドイツでプレーし、Bミュンへンでは2度の優勝を経験。INAC神戸移籍を経てアストンビラ、アーセナル、トットナムと今度はイングランドを渡り歩いた。代表では3度、W杯でプレー。五輪は12年ロンドン、21年東京と2度出場し、ロンドンで銀メダルを獲得した。国際Aマッチ通算90試合37得点。156センチ。血液型O。