サッカー日本代表(FIFAランク19位)が、24年1月1日に国立競技場でタイ代表(同112位)と国際親善試合を行うことが決まった。日本サッカー協会(JFA)が19日に発表した。

日本代表の試合が元日に開催されるのは史上初となる。

過去、元日は天皇杯の決勝が長く行われてきた。ただ選手会から選手のオフを確保するための要請もあり、ここ2年間は決勝を前倒しして開催。今年も12月9日に行われる。

昨年度の元日は全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の決勝が行われ、桐蔭横浜大-新潟医療福祉大が対戦。1万2841人が集まった。本年度も同大会の決勝が行われる予定だったが、全日本大学連盟と調整した。

来年1月には、日本代表がアジア杯カタール大会(12日開幕)に出場する。今年12月には国内で調整のためのトレーニングキャンプが予定されており、現地入り直前の貴重な実戦の場となる。

欧州はプレミアリーグやスペインリーグが年末年始も止まることなく続いており、同リーグでプレーするMF三笘薫(ブライトン)やDF冨安健洋(アーセナル)、MF久保建英(レアル・ソシエダード)らの参加は難しい。それでもブンデスリーガ組など、欧州組が加わったチームを編成することはできそうだ。

キックオフ時間は未定で、デーゲームを予定している。アジア杯は前回の19年大会で森保ジャパンは準優勝に終わっており、リベンジを期す中での「元日×国立」を、弾みをつける1戦としたいところだ。