国際サッカー連盟(FIFA)は2日、没収試合として日本の3-0不戦勝を決めていた3月26日のFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選の北朝鮮-日本戦を巡って、北朝鮮に1万スイス・フラン(約167万円)の罰金を科すと発表した。

FIFAは同月23日に、平壌開催および試合自体が中止になった北朝鮮-日本戦について「開催および日程変更はない」と決定。予選の事務局が公式サイトで「北朝鮮協会が代替開催地を確保できないこと、延期するための日程に余裕がないこと」を理由に挙げ「さらなる対応と試合結果については規律委員会に付託される」と添えていた。

6月の国際AマッチデーはW杯2次予選の残り2戦で埋まっていた。

結果、日本は2次予選4連勝となり、戦わずして9月の最終予選進出が決まっていた。

北朝鮮とは3月21日にホーム(国立)で対戦。1-0で先勝したが、同日、アウェーの平壌開催が急転白紙となり、日本代表チームが前代未聞の途中解散に追い込まれていた。