<ロンドン五輪アジア最終予選:日本1-1北朝鮮>◇第4戦◇8日◇中国・山東スポーツセンター

 日本は立ち上がりこそ、ボランチの沢が前線に上がってチャンスを作ったが、その後は相手に試合を支配された。相手の激しいプレッシャーでボールを失い、ゴール前でもボールをつながれ、何度もピンチを迎えた。攻めても前戦のFW永里へのボールが収まらず、セカンドボールも拾えない状態で、チャンスをつくれなかった。前半は0-0のまま終わった。

 後半も相手ペースで、日本は耐え忍ぶ展開。だが、後半38分にDF岩清水の右からのロングボールに、FW永里優が右足を伸ばしてシュート。相手GKの足に当たって跳ね返ったボールが、戻ってきた相手DFに当たってゴールに入り、ラッキーな先制ゴールを奪った。だが、五輪切符目前のロスタイムに相手DFキム・チョランに決められて同点。獲得した勝ち点は1にとどまった。

 同日の午後8時から行われるオーストラリア-中国で、勝ち点5の中国が引き分けるか負ければ、日本の3大会連続4度目の五輪出場が決まる。