<ロンドン五輪アジア最終予選:日本1-0中国>◇第5戦◇11日◇中国・済南オリンピック・スポーツセンター

 国際サッカー連盟(FIFA)ランク4位の日本は、3大会連続五輪出場を決めた8日の北朝鮮戦から先発7人を入れ替えた布陣で、同15位の中国との最終戦に臨み、勝利を飾った。

 DF鮫島彩(24=ボストン)は、ドイツW杯から11試合連続フル出場でアジア最終予選1位突破に貢献した。前半から積極的に攻撃参加したが、「クロスの質がまだまだ。精度を上げていきたい」とロンドン五輪に向けての課題を挙げた。この日は東日本大震災からちょうど半年。06年から5年間、福島の東京電力に所属し、社員としても福島原発で働いてきた。「今も厳しい状況で作業をしている人もいる。連戦で疲労がたまっているとかは感じない」と全力疾走で攻守に奮闘した。