ヴィッセル神戸が阪神ダービーで完敗を喫し、2年ぶりのベスト4進出はならなかった。

 吉田孝行監督(40)は「2点目を取られてから慌ててしまった。カウンター覚悟で押し込んでいったが、決定機を作れなかった。G大阪のうまさを感じた」と悔しさをにじませた。公式戦就任4戦目となった同監督の初勝利は、またもお預けとなった。

 途中でFW田中順也(21)を投入して攻撃の人数を増やし、守備は4バックから3バックに変更。それでも効果は生まれず、FWポドルスキ(32)はシュート2本に終わるなど見せ場はなかった。吉田監督は「来週、またG大阪と戦う。この1週間で精神的に立て直してリベンジしたい」と、9日のJ1での再戦をにらんだ。