横浜F・マリノスのMF喜田拓也(23)が、勝利目前で、相手の同点FKにつながる痛恨のファウルを取られた。

 相手の隙をついて背後から足元でボールを奪いにいったが、ファウルの判定。そのまま後半43分、柏レイソルFWクリスティアーノに決められた。

 喜田は「最後に自分のファウルでFKを与えてしまった。ただ、相手は僕のことが見えていなかったから倒れてしまっただけで、あれでファウルを取られてしまうと、どうやってボールを取ればいいのか。僕も人生をかけてサッカーをしているので。ただ、こういうワンプレーで勝ちを目指して戦ったチームメートやサポーター、すべての人の思いを無駄にしてしまい、本当に申し訳なく思っています。何を言っても言い訳になる。これからの自分の姿勢、プレーで返していきたい」と、冷静に話した。

 このプレーについて、主審に説明を求めたが、これが「異議」と受け取られ、試合後に警告を受ける異例の事態となった。喜田は「分からないところがあったので聞きに行っただけだったけど…。審判も人間なので、多少熱くなっていたところもあったのかもしれませんね」と、あくまで冷静に振り返っていた。